教育図書の教科書編集者が、書の魅力を少しでも多くのみなさんに。
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蟹工船・芥川龍之介の遺書…
少し前からではありますが、小林多喜二の「蟹工船」が売れています。
新聞での作家高橋源一郎氏と雨宮処凛氏の格差社会をめぐる対談がきっかけとなり、書店で平積みによる販促が始まり、ブームとなったようです。
背景には、「ワーキングプア」と呼ばれる人々からの共感があるようです。
一方で、つい先日、芥川龍之介の幻の遺書4通がご遺族宅から見つかったというニュースがありました。
芥川の遺書6通のうち、妻にあてた遺書の中に「この遺書は直ちに焼棄せよ」と遺言されていたことから、すでに処分されたと思われていたのが、お孫さんの手により自宅から発見されたんだそうです。芥川の6通の遺書は、全集にその全文が収録されていますが、今回見つかった自筆には、追記したり書き直した部分が見られ、人生最後の推敲のあとがよく分かるとのことです。
日本近代文学館では、これら今話題の小林多喜二「蟹工船」、芥川龍之介の遺書4通ほか、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」、島崎藤村「夜明け前」、太宰治「人間失格」、三島由紀夫「春の雪」などの原稿(レプリカ)をはじめ、関連の初版本などを展示中です。
原稿には、作者の個性が表れており、なかなか興味深いものです。ぜひ一度眺めに行ってみてください。

近代の名作ー昭和ー 展
2008/7/12(土)〜9/20(土)
※日・月曜日・第4木曜日
9:30〜16:30
日本近代文学館
〒153-0041 東京都目黒区駒場4-3-55(駒場公園内)
京王井の頭線 駒場東大前駅(西口)徒歩7分
路線バス(渋谷-幡ヶ谷 30分間隔)代々木上原 徒歩2分
TEL 03-3468-4181
観覧料:100円(中学生以上)
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by sho-editor | 2008-07-24 10:37 | 展覧会
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