教育図書の教科書編集者が、書の魅力を少しでも多くのみなさんに。
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篆刻家 松丸東魚の全貌  ー第61回毎日書道展特別展示ー
「篆刻家 松丸東魚の全貌 -捜秦摹(モ)漢の生涯-」展が、いよいよ7月8日から国立新美術館(東京・六本木)で始まります。
一昨年の「生誕100年記念 今に生きる 金子鴎亭の書」展、昨年の「春敬の眼―珠玉の飯島春敬コレクション―」展に続く毎日書道展特別展示第3弾です。
篆刻家の展覧会としては最大規模で、約900平方メートルの展示室に5部構成で多角的に展示されるそうです。
国立新美術館で、1人の篆刻家の展覧会が開かれるなんて、ほんとに夢のような話です。
「捜秦摹漢」というのは、東魚先生の造語であろうとある先生からお聞きしましたが、
篆刻や書の師を持たず、秦漢古印の摹刻を中心に独学した東魚先生の篆刻家人生そのものを表していて、背筋がピッと伸びるような、そんな緊張感さえ感じるすごい言葉です。
關正人先生から時々伺う「松丸東魚」像そのままという感じです。

今回の展覧会、空前絶後ともいえる刻印、摹古印から木活字、刊行物、工芸品、愛用した品々など1000点を超える多彩な展示品により、東魚先生の人物像と深淵なる篆刻の世界を理解し、また篆刻の新たな可能性について考えることができるのではないでしょうか。
消しゴムはんこには興味があるけど篆刻は敷居が高いと思っておられる皆さんも、ぜひ一度足をお運びください。真の篆刻家の生き様を知る、またとないチャンスです。


松丸東魚(まつまる とうぎょ)
1901年、東京・日本橋の魚問屋「山助」の五男として生まれる。本名は長三郎。
20代半ばから篆刻に親しみ、32歳の時、家業の魚問屋を廃業して篆刻家として独立。
師を持たず、秦漢古印の摹刻を中心に独学する。
39歳、東方書道展の最高賞、特別賞に輝き、その後毎日書道展、日展を舞台に活躍した。
1936年、知丈印社を設立して後進の育成に尽力、また、篆刻の振興を目的として白紅社を創設し、印譜など約60点を出版した。
日展評議員、毎日書道展諮問委員などを歴任。1975年、73歳で歿。


篆刻家 松丸東魚の全貌 -捜秦摹漢の生涯-
国立新美術館
2009/7/8(水)~8/2(日)
10:00~18:00(火曜日休館 毎週水曜日は13:00開場 入場は17:30まで) 
入場料 一般700円、大学生400円。高校生以下無料。 ※毎日書道展入場券で参観できます。
〒106-8558
東京都港区六本木7-22-2
TEL 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
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by sho-editor | 2009-06-30 11:58 | 展覧会
大学入試の答案を、なんと甲骨文字で!
b0141827_14211859.jpg中国四川省で、大学入試の作文を甲骨文で書いて提出した受験生がいたとの情報がネット上に流れ、話題になっているそうです。
「古代文字で答案を書くな」という入試規定がないため、この作文を見た教師たちは呆然としたそうです。
作文に使われている文字は、甲骨文のほかに、青銅器銘文(金文)、篆書などで、大学の採点チームの上層部である言語監督チームは、四川大学の古代文字研究の専門家に翻訳を依頼、現代漢字の簡体字に訳したのちに採点するということだそうです。
この答案を書いた学生は、作文の出来によっては破格合格となる可能性もあると中国メディアは伝えています。
また、このスレッドには短期間でコメントが集中し、全国のネットユーザーらから「史上最高にカッコいい答案」との称号が贈られているそうです。
確かにカッコいいですねぇ。
日本にも、変体仮名交じり文で答案を書く学生が出てきたらおもしろいですね。
でもやっぱり、カッコ良さでは甲骨文にはかなわないですね。
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by sho-editor | 2009-06-29 14:24 | 日々のこと
iPhoneで字の練習?!
iPhoneユーザーというのは、国内にどのくらいいるのでしょうか。b0141827_1165822.jpg
先日、ニュートン・ジャパンという会社から、iPhone/iPod touchで使える
「かなペン習字」(350円)という学習ソフトが発売されました。
iPhoneをサッと取り出せば、いつでもどこでも手軽にペン習字の練習ができるんだそうです。
以前、任天堂DS用「美文字トレーニング」や、「ユーキャンペン字トレーニング」というソフトが発売され、ちょっとした美文字ブームになりましたが、あれを買われた方々というのはその後も使い続けているんでしょうかね。。。
世の中に「字がうまくなりたい」という方々がいる限り、こういう学習材というのは新たに開発され続けるのだと思いますが、この類いのゲームでどのくらい学習効果が上がったかという検証結果をほとんど見たことがないので、こういう方法で本当に字がうまくなるのかどうか、やはり疑問を感じずにはいられない人間の一人です。
さらに私は、ゲームというものに全く興味のない人間なので、ゲームをしながら学習効果を上げるという発想自体、なかなか受け入れられないんですね。
頭が堅いんでしょうかね…。

いずれにしても、この「かなペン習字」は、字は上手になりたいけど、わざわざテキストを買ったり通信講座を受講するのは面倒くさい、忙しくて字の練習をする時間がとれないという方にぴったりなソフトではないでしょうか。
・まずお手本をなぞって書くことにより、指の運び方を練習
・次にガイドに沿って書くことで文字の「造り」や「バランス」を学ぶ
・手本なしで書いた字とお手本と重ね合わせることで、ズレ(違和感)を探す
・その違和感を自覚した上で、さらに書き方を直していく
というステップを踏むんだそうです。
iPhoneさえ持っていれば、350円で購入できるので、字が上手になりたいという方でiPhoneをお持ちの方、ぜひお試しください。
そして、「とても効果があったよ!」という方、教育図書編集部までメールを。
教材開発の参考にさせていただきます。
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by sho-editor | 2009-06-22 11:36 | 日々のこと