教育図書の教科書編集者が、書の魅力を少しでも多くのみなさんに。
by sho-editor
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本の紹介です。
b0141827_958372.jpg他社のものですが、書道関係の新刊の紹介です。
先日書店に出かけた時に見つけました。
当社教科書監修者で、五島美術館学芸部長名児耶明先生監修の「決定版日本書道史」です。
姉妹版に、筑波大学名誉教授角井博先生監修「決定版中国書道史」もあります。
私の先入観かもしれませんが、日本書道史の本というと、奈良飛鳥から平安時代までを中心に記述したものが多かったように思います。特に、近世・近代・現代の書についてわかりやすく記したものは、ほとんどなかったといってもよいのではないでしょうか。


名児耶先生は、私が教科書編集者になりたての頃から、事ある度に、「鎌倉時代以降、日本の書は低迷したわけではなく、一般化した時代が長く続いたから、平安時代のように華やかな記述ができないだけで、各時代に能書と言われる人物は当然いたわけだし、紹介すべき書もたくさん遺っているよ。」とおっしゃってました。現に各地の美術館には、蒐集家たちが集めた鎌倉時代以降の書がたくさん収蔵されていますし、テレビのなんでも鑑定団などでお宝として登場する書は、そういった時代のものがほとんどではないかと思います。
まだ書店で斜め読みしただけで、細部まで目を通したたわけではないのですが、「決定版日本書道史」は、名児耶先生のそのような思いが十分反映された構成になっていると思います。

巷では、戦国ブーム、仏像ブーム、お城ブームなどと騒がれ、「歴女(レキジョ)」なんて方々が増殖中のようですが、戦国武将がお好きでしたら、ついでにその武将たちの書にもぜひ興味を持っていただけるといいなぁと思います。実際に彼らが書いたものを見ると、本人に逢えたような気がして思わず鳥肌が立ったりして…。


『決定版日本書道史』
監修 名児耶明(五島美術館学芸部長)
発行 芸術新聞社   http://www.gei-shin.co.jp/books/order.html
A4判/並製/208ページ/口絵カラー16ページ
定価 3465円(本体3300円+税)
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by sho-editor | 2009-05-11 10:34 |