教育図書の教科書編集者が、書の魅力を少しでも多くのみなさんに。
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筆づくりフォーラム in Tokyo
b0141827_11455178.jpg21日(土)午後1時から、東銀座の時事通信社で開催された「筆づくりフォーラム in Tokyo」に行ってきました。

同日より世田谷の五島美術館、4月8日(水)より広島県熊野町の筆の里工房で開催される展覧会「特別展 筆の美」のオープニングイベントということで、300名収容の会場にキャンセル待ちが出るほどの大盛況でした。
今回は、昨年3月に広島で行われた第1回フォーラムでの提言を踏まえたものとのことで、第1部が「書・画の筆」、第2部は今話題の「化粧の筆」をテーマに、各界の専門家がそれぞれの立場から筆について熱く語る会となりました。

第1部「書・画の筆」では、「平安の仮名はどのような筆で書かれたか」というテーマのもと、コーディネーターの名児耶明先生や財団法人筆の里振興事業団特別研究員村田隆志さんらが、平安時代の筆を考証し、それを熊野の名匠が再現制作した筆を使って、石飛博光先生と土橋靖子先生が壇上で揮毫実演されました。

b0141827_13301753.jpgb0141827_1339134.jpgご存知の方もいると思いますが、今私達が使用している筆は水筆(すいひつ)と呼ばれる獣毛を組んで作られたもので、根元まで墨を含ませることができます。
しかし、このような筆が日本で主流となったのは明治以降のことで、それまでは、巻筆(まきふで)という、穂首の芯に紙を巻いて作られたものが使われていました。
巻筆は、芯に紙が巻かれていることからもおわかりのように、根元まで墨を含ませることができないため、墨の持ちが良くなく、太い線を引くのも難しいというのが特徴です。





今回、この巻筆、水筆の両方の製法で、広島の宮島に生息する鹿の「白真(しらしん)」と呼ぶ下腹部、内股の毛や、「小唐冬(ことふゆ)」と呼ぶお尻に近い部分の毛を使って再現制作した筆を使い、土橋先生、石飛先生ご両名が、「高野切第一種」巻頭部分を臨書されたわけですが、その結果、いずれの筆も、高野切のように直筆でハリのあるみずみずしい線を引くというよりも、関戸本のようなやや側筆気味の抑揚ある線を引くのに適しているのではないかという結論に達しました。

b0141827_11561413.jpg日本の書道界を代表するお二人の先生が、随分苦労しながら揮毫しておられましたので、その書き味は、推して知るべし…だと思いますが、今回の検証が、「平安の仮名が書かれた筆」の再現制作を継続的に行う上で、とても貴重なものになったことは確かであると思います。ただ、実際に「平安の仮名が書かれた筆」が再現される日が、遠いのか近いのか、全く検討がつきません…。
いや、結構大変なんじゃないかな。。。なんて私は思ったりしています。

b0141827_11191474.jpg最後に、今回のパネリストの先生方全員が、次回フォーラムに向け、提言を語られました。「日本文化を「筆」というキーワードで紐解いて行くという試みは、まだ始まったばかりで、この先どんな展開をみせるのか全くわからないけれど、過去を検証し現代に生かすという作業を繰り返して行くことも、伝統、文化の継承なのだということを改めて実感する場となった。このような活動を継続して続けていくことが、「筆」をとりまくさまざまな文化を絶やさないためにも、重要なことなのではないだろうか。」という名児耶先生のまとめに、私も大変共感しました。
今回のフォーラムで紹介された巻筆や水筆の遺品の数々が、五島美術館・筆の里工房で鑑賞できます。
今私たちが使用している筆には、たかだか100〜150年ほどの歴史しかありません。それ以前に日本人が使用していた筆の数々を、ぜひご自身の目で見て、それらで書かれたであろう古典に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

筆の美 ー木村陽山コレクションを中心にしてー 東京展
五島美術館
2009/2/21(土)~3/29(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで) 
休館日 月曜日(祝日の場合翌日)
入館料 一般700円 高・大生500円 中学生以下無料
〒158-8510
東京都世田谷区上野毛3-9-25
tel.03-3703-0661
交通:東急大井町線「上野毛駅」下車徒歩5分

筆の美 ー木村陽山コレクションを中心にしてー 広島展
筆の里工房
2009/4/8(水)~4/26(日)
9:30~17:00(入館は16:30まで) 
休館日 月曜日(祝日の場合翌日)
入館料 一般500円 小中高生250円(20名以上の団体は2割引) 
*筆の里PAL会員・幼児は無料
〒731-4293
広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
tel.082-855-3010
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by sho-editor | 2009-02-23 13:38 | 日々のこと
NHK「美の壺 File116 かな文字」ご覧になりましたか?
昨晩23時14分。携帯にメールの着信音が。
誰だろう?と思いながら画面を見ると、

な、 なんと土橋靖子先生。

正座し急いでメールを開くとそこには、

「大変遅くにスミマセン。先週NHK「美の壺」ご覧下さいました?」

との文字が…。

え゛え゛え゛ーーっ

大変遅くなんかありません。
ゼンっゼン宵の口です23時なんてハハハ。
しかも、

美の壺、見てません。

全くご覧になっていません。

ああぁ、先生すみません…。

急ぎネットで確認すると、当社の教科書監修者である
名児耶明先生と土橋先生が、

ダブル出演 しておられるではないですか。

何たる失態…。

あ、でも、再放送、この後0時45分からだ。
土橋先生、再放送の前にわざわざお知らせくださったんですね(じーん)。
大変お忙しい身なのに、私ごときにメールしてくださるなんて…。

というわけで、無事番組拝見することができました。 

ホッ…。

内容はといいますと、
名児耶先生が、
「文字を読むのではなく、一枚の絵を見るようにかなを楽しみましょう。」
とナビゲートし、土橋先生が、
光源氏と恋人たちの恋文のやりとりを、心の世界にまで踏み込み、
確かな技術でわかりやすく美しく表現されていました。
これは見逃してはいけない番組でした。
改めて土橋先生に感謝です。

すでに再放送も終わってしまいましたので、見逃された方は、
番組ホームページのバックナンバーでサムネイルをご覧いただくか、
DVD化されるのを待つしかないですね。
とりあえず内容を知りたいという方は、下記サイトをご覧ください。

「美の壺」 File116かな文字
http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20090130.html
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by sho-editor | 2009-02-06 13:25 | 日々のこと
辻元大雲先生個展 -四季の抒情-
b0141827_1642253.jpg本日2月3日から8日(日)まで、銀座一丁目の東京セントラル美術館で、辻元大雲先生の個展が開催されております。

早速本日伺ったのですが、会場は、超大作から小品まで全編漢字仮名交じりの書作品で埋め尽くされており、「四季の抒情」のタイトルどおりさまざまな表情の作品で溢れていました。

いつも思うのですが、辻元先生の作品には、やさしい空気が漂っているんです。
濃墨でも淡墨でも激しく墨が飛び散っていても淡くにじんでいても…。
やはり、「書は人なり。」なんだと思います。





会場では、今展の作品制作中の辻元先生の映像が放映されています。お弟子さんの力作だそうですので、会場へお越しの際は、そちらもぜひご覧ください。

辻元大雲書展 -四季の抒情-
2009/2/3(火)~2/8(日)
10:00~18:00(最終日は17:00まで)
東京セントラル美術館 
銀座2-7-18 銀座貿易ビル5階 
tel.03-3564-4600 
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by sho-editor | 2009-02-03 16:47 | 展覧会