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今日は久しぶりに本の紹介をしたいと思います。
8月に二玄社より発刊された、「モノをいう落款」という本です。 著者は、浅草生まれのバリバリの江戸っ子、北川博邦先生です。 北川先生は現在、國學院大学で教鞭をとられていますが、15年ほど前までは、文部省の国語科書写・芸術科書道教科書調査官でいらっしゃいました。 その頃私はまだモヤモヤしたヒヨッ子社会人で、教育図書とも出会っていません。 もしここに居たら、教科書検定で北川先生にメッタ打ちにされ、こんなのほほんと仕事してられなかったんでは…と思います。 それほど、恐くて緊張する存在です。 さて、書や篆刻をやっていて、特に展覧会に出品する際に悩むのは、①題材(詩句・印文)、②落款ではないでしょうか。 私はそうです。 自詠の漢詩や詩句などを題材にし、気の利いた落款の一つも入れられればと思いますが、全く実現しません…。 「落款の上手なまとめ方」というような、章法について記した本はいくつか出ていると思いますが、「落款に何を書けばよいか」ということについて詳しく記した本は、これまでほとんど無かったのではないかと思います。 署名だけではあまりに寂しい…。でも、他に何を書けばいいかわからない…。 そんな方はぜひ、この「モノをいう落款」をお読みください。 号を付けるのに困っている人も必読です。 落款まわりのありとあらゆる事柄について、「これだけは知ってないと恥ずかしい」ということを、北川先生が懇切丁寧に教えてくれます。 「モノをいう落款」 【目次】 ◇落款の基礎知識 ・落款とは何か 落款の語源/落款の始原/落款を書くための参考書 ・落款を書く前に 姓名字號について(姓名/字/號) 字號をつける 字のつけ方/號のつけ方/託身の號/寄意の號 ・落款印 姓名印/字印/別號印/引首印・押脚印/印の用い方/印色 ◇落款の書き方《基礎》 単款と雙款/単款(記念・記時・場処・題材・年齢) 雙款 ◇落款の書き方《応用》 用具・用材/所出/酒/文字/臨/情況 /体調/祝賀 ◇閑章の印文: 詩句成語の印文/姓名字號に因む印文 北川 博邦(きたがわ ひろくに) 昭和14年東京浅草に生まれる。國學院大学大学院博士課程日本史学専攻終了。 文部省初等中等教育局教科書調査官(国語科書写・芸術科書道担当)を経て、國學院大学文学部日本文学科教授。日本篆刻社を創辨、『篆刻』雑誌を編輯刊行。 著書に、『清人篆隷字彙』(雄山閣出版)、『日本名跡大字典』(角川書店)、『墨場必携日本漢詩選』(二玄社)、『印を讀む』(東京堂出版)他がある。
by sho-editor
| 2008-10-15 10:02
| 本
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