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教育図書の教科書編集者が、書の魅力を少しでも多くのみなさんに。
by sho-editor
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戦国時代のサイン
只今、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」が絶賛放送中です。
私は今回の大河ドラマが大好きで、毎週楽しみに見ております。
小さな国の城主である直虎の奮闘、そしてそれを支える家臣たちの姿に、毎週心打たれているのです。
そのドラマの中で、必ずと言っていいほど、書状が出てきます。
御下知(命令の文)であったり、内通の文であったり、交流の手紙であったり、形は様々ですが、手書きの文というのは、当時欠かせない情報伝達手段だということが分かります。

ということで、今回はこちらの展示を見に行ってまいりました。
戦国時代のサイン_b0141827_15233275.jpg

2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」
戦国!井伊直虎から直政へ



井伊家に関する展示はもちろんのこと、今川・徳川など、井伊家ゆかりの大名に関する展示も豊富でした。
展示の中には、様々な書状がありましたが、特に目を惹かれたのは、最後に書かれている花押です。
この人はこんなサインだったのか…
それぞれの個性ある花押を比べ、楽しみました。
さて、本題に。今回の展示の主人公は井伊直虎です。
実在していたことは確かですが、資料は多くは残っていません。
そんな直虎の唯一の書状が今回の目玉でした。
「直虎」
と軽快な筆運びで書かれた花押に、感動いたしました。
井伊直虎は本当に存在していたんだ。
そんな実感を得ることができました。

書状は、芸術目的で書かれたわけではありません。でも、戦国時代の武士たちの生の姿を味わうことができます。
是非展示に行ってみてはいかがでしょうか。
そして、NHKの「おんな城主直虎」は今、佳境に入っているところです。おすすめです……!


戦国!井伊直虎から直政へ
会期:2017年7月4日〜8月6日
会場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
・JR 総武線「両国」駅西口、徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線「両国(江戸東京博物館前)」駅A3・A4出口、徒歩1分
・都バス:錦27 ・両28 ・門33系統「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分
・墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん (南部ルート) 」
 「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

電話番号:03-3626-9974(代表)
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
(土曜日は午後7時30分まで、7月21日(金)、28日(金)、8月4日(金)は午後9時まで開館)
※入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般1350円
    大学・専門学生1080円
    高校生・65歳以上680円


by sho-editor | 2017-07-31 16:13
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